【COVID19関連】建築を学ぶ君たちへ～学科教員からのメッセージ（その2）

　コロナの影響で社会や経済の先行きがどうなるのか、全く読めない状況にあります。みんなも自分の将来に不安一杯だと思います。ただ一つ言えることは、人類がある限り建築はなくならない。そして建築は人の未来を拓くもの、人を元気にするものである、ということです。私たちの仕事は建築という“モノ”を作ることですが、いくら美しくても“モノ”としてだけでは意味を成しません。”モノ“ではなく”コト“。そこで起こる出来事が建築だと思います。ただ、”モノ“がないと”コト“は起こりません。私たちはモノを通じてコトを考える必要があります。これからの社会を拓くため、一緒に想像的創造力を働かせましょう！　

2020年4月23日　教授　陶器浩一


　今後の状況が見通せない中、学生の皆さんは不安に思いながらお過ごしと思います。しばらくは自他ともに感染予防を最優先して過ごすしかなさそうです。余力があれば、自分のペース・やり方でよいので、楽しく学習を行ってみましょう。
　例えば、建築家の安藤忠雄が大学に通わず自力で学習したことは有名です。また、大学闘争の時代、学生は授業をストライキし、一部の大学は授業を行うことを拒否しました。よい先生に教わったり、一時的に大学の授業を受けることができなくとも、人間がだめになってしまうわけではないでしょう。
　もちろん、皆さんから何かリクエスト（例えば学習の仕方、教材など）があればいつでも答えられるように準備を進めていますので、遠慮なく連絡を下さい。

2020年4月23日　講師　永井拓生