三津屋プロジェクトは滋賀県彦根市三津屋町の築100年を超える古民家1軒を主な対象として集落全体のリデザインを目的としたプロジェクトです。 建築行為は、時に新築や改修に分類されますが、すべての建築は場所のリノベーション行為であり、過去の歴史を無視した断続的なデザインは暴力的だと考えています。 そこで三津屋集落における歴史的背景や地域のコミュニティ、伝統的工法などに着目しながら、地域的問題点や都市計画法、古民家で暮らしにくい現状など、現代の古民家自体が持つ多様な問題や課題の解決を目指した手法論の提案を古民家再生までの過程をアーカイブとして記しながら行うことを目標としています。
集落での日々の活動を記録し、現地で体感することから生まれる思考の軌跡を残すことを目的とします。
循環的な畑を計画するため、自然農法を採用し専門の方をお呼びし畝作りからレクチャーしていただく。拠点に学生が暮らしながら作業するには周辺にスーパーなどがない地域では“食” は大きな問題となっている。
今回は、比較的手入れも簡単なじゃがいもとさつまいもを植え、コンパニオンとしてスナップエンドウとミントも植えた。
今後、拠点をシェアキッチンとして計画したり、販売所や野菜置きを設置して、地元の野菜を利用した郷土料理の継承の場や、物々交換を促進させ、地域の中での交流を増やしていく。
文責: M1 假屋
三津屋町では毎年秋ごろにふれあいフェスが行われている。三津屋町民会館で行われ、太鼓の演奏やショーが行われる。
今回は芦澤研究室としてお呼びいただき、町民の皆様に研究室で進めているプロジェクトの紹介や、私たちの三津屋での計画やマスタープランを発表し、ご意見をいただけた。
町民の方から三津屋でワークショップを行う際は是非、告知して呼んでほしいとのお声があり、集落を巻き込んでより良い場づくりをしていこうと改めて考える機会となった。
様々な面白い企画を開いていきたい。
文責: B3 岡本
三津屋プロジェクトは“棲みながら"をコンセプトに改修計画を行い、地域に根ざした古民家の改修手法を研究していく。
今日は三津屋に新しく住人が増えた。研究室のOBの方に鶏を譲り受けてほしいという話を受け、これまでの計画でも養鶏は話をしていたこともあり、快く承諾した。
雌の鶏を3羽。毎朝、卵を産むという。仮の鶏小屋も借りて、飼育方法を教えてもらう。
鶏小屋の設計から、畑のコンポストや物々交換を通じた地域交流など計画が膨らむ。まずは鶏小屋の設計から進めていこうと思う。
名前をつけるべきかどうか。。
文責: M1 假屋
三津屋町内で行われたお祭り”地蔵盆”に参加した。
三津屋町の地蔵盆では、町の中心に位置する小さな祠を提灯やお供え物で彩り、仏僧がお経を唱えた後地域の子供たちがお焼香を行った。
一連の流れが終わった後地域の方々と射的や達磨落としなどの”遊び”を通して交流を深めた。
今回地蔵盆に参加させていただくことで、交流を深めるだけでなく自分たちがどういう活動をしているのか、どういう人物が三津屋町に暮らして町とどのように関わっていくのかなど情報を交換することができた。
町に介入することは、時間がかかり難しいのではないかと感じていたが、祭事や行事はそれを容易にしてくれる場であると実感した。
文責: M1 妹尾